自律神経失調症は「症状」。うつは「病気」。
自律神経失調症とは、自律神経のバランスが崩れることで、心身にさまざまな不調をきたす状態を指します。
うつ病は心のストレスが原因で、ドーパミンやセロトニンなど脳内の神経伝達物質のバランスが崩れておこる感情の病気です。
自律神経失調症
自律神経の乱れが原因として下記の症状を現し、この症状に対しての検査を行い、何も異常が見られない場合に自律神経失調症と診断されます。
自律神経失調症の主な症状
自律神経は全身の器官や臓器をコントロールしている為、症状は多様で主な症状は、身体症状と精神症状に分けられます。
身体症状としては、だるさ、耳鳴り、めまい、手足の痺れ・冷え、ほてり、動悸、食欲低下、下痢・便秘、不眠、性機能障害、頭痛、肩こりなどの幅広い症状があります。
精神症状としては、イライラ、不安、焦り、集中力の低下、気分低下、情緒不安定といった症状があります。
自律神経失調症の原因
自律神経失調症の原因は、交感神経と副交感神経という自律神経のバランスが崩れることにあります。自律神経のバランスが崩れる原因には、精神的ストレス、生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。
うつ病
脳内の神経伝達物質の分泌異常によって症状が現れる心の「病気」で精神エネルギーが著しく低下している状態です。※精神エネルギーとは、悩むや考えるなどの精神活動に費やされるエネルギーです。
うつ病の主な症状
うつ病の主な症状も、身体症状と精神症状に分けられます。
身体症状としては、食欲低下または増加、体重減少あるいは増加、疲労感、頭痛、不眠または睡眠過多といった症状があります。
精神症状としては、イライラ、不安、焦り、興味や喜びの喪失、注意力や集中力の低下、抑うつ感、意欲の低下などがあります。
うつ病の原因
うつ病の原因は、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンといった脳内の神経伝達物質が減少することにあると言われており、神経伝達物質が減少する原因の一つとして、精神的なストレスや過労などが挙げられています。
ストレスや過労による自律神経の乱れから発症することが多いですが、様々な要因があり一概には言えません。
自律神経失調症とうつ病の境界線は…
自律神経失調症は、身体はとても疲れているのに、頑張ろうとするためにさまざまな不調が現れます。その状態のまま頑張り続けることで頑張るエネルギーがなくなってしまい気分の落ち込みや不安感が強くなる「うつ病」へ発展させてしまうこともあります。
自律神経失調症とうつ病は違いますが、うつ病の初期症状に自律神経失調症の症状が現れることもあります。
自律神経失調症なのかうつ病なのかの違いを見分けるのは難しいので、素人判断はせず、医師に診察してもらいましょう。
腹活セラピー™や当サロンのカルサイネイザンは自律神経を整える施術法でもあります。デリケートなお悩み含め、ご相談ください。