呼吸と自律神経

こんにちは。

ところで皆さん『呼吸』と自律神経ってすごく関係しているのご存知でしたでしょうか?

自律神経は私達の意思に関係なく働いてくれています。
ですが、意識的に動かせないので、調節などが出来ないのです。
しかし『呼吸』だけは例外なのです。
呼吸を意識することで自律神経を整えやすくすることが出来ます!

呼吸の『吸う』『吐く』はそれぞれ別の支配を受けています。

吸う時 ➡ 交感神経が支配しています
吐く時 ➡ 副交感神経が支配しています

また、感情と呼吸も密接な関係があります。

心身が緊張した状態になると、呼吸は浅く短くなり、眠っている時やリラックス状態の時は、呼吸は深くゆっくりになります。

呼吸が浅くなると交感神経が優位になりやすくなります。
また、呼吸が浅くなると取り込める酸素が不足し酸素不足になります。
血中や脳に十分な酸素が送り込めなくなることや、代謝が落ち各臓器の働きが低下したり、疲れやすくなったりする原因にもなります。
また、現代人は呼吸が浅いと言われております。
猫背気味な方は呼吸が浅い傾向にありますので注意しましょう!

呼吸法によっても違いがあります。

空気を吸い込んだ時に『お腹』が膨らむ ➡ 腹式呼吸
空気を吸い込んだ時に『胸』が膨らむ  ➡ 胸式呼吸

があります。

呼吸法の違いでも自律神経を整えやすくなります。
日中、私達がよく使っている呼吸法は胸式呼吸で、就寝時は腹式呼吸を使っていると言われています。

腹式呼吸 ➡ 副交感神経を優位
胸式呼吸 ➡ 交感神経を優位

起床後、胸式呼吸を意識すると交感神経が刺激され『やる気スイッチ』が入りやすくなります。
また、夜、なかなか寝付けない人は寝る前に腹式呼吸を意識すると副交感神経が刺激され『休息モード』に入りやすくなるのでオススメです。

❍腹式呼吸❍
【やり方】
1:足を肩幅に開いて立ち、背すじを伸ばす
2:口からすべての息を吐き出し、余分な力を抜く
3:鼻からゆっくりと息を吸いながら、お腹を膨らませる
4:鼻から長く息を吐きながら、お腹をへこませる
(Point)
肩に力が入りすぎると胸式呼吸になってしまいます。背筋を伸ばして、リラックスした状態で行いましょう。

❍胸式呼吸❍
1:足を肩幅に開いて立ち、背すじを伸ばす
2:口からすべての息を吐き出し、余分な力を抜く
3:鼻から息を吸って、肋骨が広がるように胸を膨らませる
4:胸を閉じるように、鼻から息を吐き出す
(Point)
お腹は膨らませないように注意しましょう。
はじめのうちは、息を吸うときに胸に手をあてて行うと、肋骨や肺が広がる感覚をつかみやすいでしょう。

呼吸を整えることは自律神経を整えることにもつながります。
当サロンのカルサイネイザンで自律神経を整えたあと、お家でも日頃から呼吸を整え、自分でできる自律神経を整えるケアを続けましょう!

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